『iPhoneで誰でも映画ができる本』
こちらのブログ記事(インパクトのある映像制作入門書ベスト10 - qspds996)で「メタ入門書的にも読むことができそうな深い書。新技術を礼賛しつつ、思わぬ所で鋭く映画史に接続」と言う風に紹介されており、興味を持ったので読んでみました。
本書の共著者の樫原さんという名前をどこかで見たなと思っていたら、私のブログ記事でも登場しておりました。:http://kifumi-k.hatenablog.com/entry/2014/08/05/222517
樫原さんが映画制作をシミュレートしつつ、角田さんが「技術、技法からみた映画史」というコラムで紹介される撮影技法等を映画史的な知識とともに解説しているので、勉強になります。
おっさんの8mm制作の記憶とともに、iPhoneという小さなデバイスに詰まった大きなワクワク感が伝わってきて、なおかつコラムのおかげで映画も見たくなるという本です。撮る気がなくても普通に読んで楽しめる本だと思います。